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よくあるご質問

樹脂組成について

ABS樹脂とAES樹脂の特徴は何ですか?

 両樹脂とも汎用樹脂とエンプラの中間に位置します。 表面硬度・発色性・設計精度が製品に反映でき、成形性も良く、広範囲な部品の樹脂設計を可能とします。
 ABS樹脂は、ブタジエンゴムを強化材として採用し、その優れた衝撃、剛性、耐熱、成形性等の物性バランスを持っています。 しかし、ブタジエンゴムは屋外用途において光劣化を受ける傾向にありますので、直射日光を受ける使用環境では、塗装などで表面を保護してのご使用を勧めいたします。
 AES樹脂では、ゴム成分を特殊エチレンプロピレンゴムとすることで、光劣化に対して良好な安定性を持たせることができ、長期屋外使用を可能としています。 基本物性はABS樹脂と同等であり、製品設計上の知見を継承することが出来ます。